外壁塗装の塗料の種類は?費用相場や選び方についても解説

外壁塗装の塗料の種類は?費用相場や選び方についても解説

外壁塗装を検討しているものの、見積もりに記載されている塗料のグレードや種類の違いがよくわからず、どれを選ぶべきかお悩みではありませんか。
専門用語が多くて難しく感じるだけでなく、初期費用の安さだけで決めてしまうと、後々の塗り替え回数が増えてしまい、生涯コストが高くつくことも少なくありません。
本記事では、アクリルやシリコン、フッ素など各塗料の特徴と耐用年数、費用相場にくわえ、ライフサイクルコストを見据えた本当のコストパフォーマンスについて解説します。
大切なマイホームに最適な塗料を見つけたい方や、将来のメンテナンス費用を抑えたい方は、ぜひご参考になさってくださいね。

外壁塗料の主な種類と各グレードの特徴・耐久性

外壁塗料の主な種類と各グレードの特徴・耐久性

外壁塗装の塗料の種類に関する話題には、主に各グレードの特徴や、耐久性の違いなどがあります。
まずは、外壁塗装に使われる各塗料の特徴と耐用年数について、解説します。

安価なアクリル・ウレタン

アクリル塗料は発色が良く、初期費用を抑えやすい点が魅力です。
乾燥も早いため、短期間で外観を整えたい建物や、店舗の塗装などに向いています。
ただし、耐用年数は約3〜8年と短めで、長く住む住宅では塗り替え回数が増えやすいでしょう。
一方で、ウレタン塗料は密着性が高く、木部や鉄部、雨どいなど細かな場所にもなじみやすい塗料です。
耐用年数は約7〜10年で、防水性や耐水性にも優れています。
そのため、外壁全体よりも付帯部や、期間を限定した塗装で選ばれることが多い種類です。

主流のシリコン・ラジカル

シリコン塗料は価格と耐久性のバランスが良く、一戸建て住宅で広く選ばれている標準的な塗料です。
耐用年数は約10〜15年で、紫外線に強く、外観の美しさを保ちやすい点も支持されています。
また、商品数が多いため、色や機能を比べながら選びやすいでしょう。
ラジカル制御型塗料は、劣化因子の発生を抑え、塗膜を長持ちさせる技術を備えています。
この因子は、外壁に白い粉が付くチョーキングの原因にもなります。
耐用年数は約12〜16年で、防汚性や防カビ性も期待できるため、次世代の標準候補です。

高耐久なフッ素・無機塗料

フッ素塗料は紫外線や酸性雨に強く、長く品質を保ちやすい高耐久の塗料です。
耐用年数は約15〜20年で、汚れが付きにくい低汚染性もあり、美観の維持に役立ちます。
一方で、無機塗料はガラスや石に近い無機物を含み、紫外線による劣化に強い点が特徴です。
耐用年数は約20〜25年が目安で、カビやコケにも強く、長く住む家に向いています。
ただし、塗膜が硬めに仕上がるため、外壁の状態によってはひび割れへの配慮が必要です。
そのため、耐久性だけで決めず、下地との相性も確認しましょう。

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外壁塗料の種類別の費用相場と費用対効果の考え方

外壁塗料の種類別の費用相場と費用対効果の考え方

前章では、塗料のグレードごとの特徴や耐久性について述べましたが、それぞれどれくらいの費用がかかるのか気になるところです。
ここでは、塗料の種類ごとの費用相場と生涯コストを見据えた、費用対効果の考え方について解説します。

グレード別の平米単価相場

外壁塗装の費用は、塗料に使われる合成樹脂のグレードによって、1㎡あたりの単価が変わります。
3回塗りを前提にすると、アクリルは約1,000〜1,800円/㎡、ウレタンは約1,500〜2,600円/㎡が相場です。
また、シリコンは約1,800〜3,600円/㎡、ラジカル制御型は約2,000〜4,000円/㎡が目安です。
高耐久なフッ素は約3,000〜5,000円/㎡、無機は約4,500〜6,400円/㎡となります。
見積もりでは、塗装面積を掛けることで塗料費の目安を把握できます。
なお、同じ塗料名でも商品や機能で単価は変わるため、メーカー名や塗布回数まで確認しましょう。

生涯コストでの比較が重要

費用対効果を考える際は、1回の工事費だけでなく、30年間で何回塗り替えるかを比べることが大切です。
建物を維持するために、将来まで含めてかかる総費用を、生涯コストと呼びます。
アクリルやウレタンは耐用年数が短いため、30年間で約3〜5回の塗装が必要になる場合があります。
一方で、シリコンやラジカルは約2〜3回が目安で、費用と耐久性のバランスを取りやすいでしょう。
フッ素や無機なら約1〜2回に抑えやすく、長く住む家ほど総額を見通しやすくなります。
そのため、住む期間と塗り替え回数を合わせて考えることが重要です。

安い塗料が割高になる理由

外壁塗装では、塗料代のほかに、足場代や高圧洗浄代、養生代などの固定費が毎回かかります。
とくに、足場代は安全に高所作業を進めるために欠かせず、塗料のグレードを下げても省けません。
30坪の住宅では、足場代だけで約15〜20万円が目安となり、人件費もその都度発生します。
そのため、安価な塗料を短い周期で使うより、耐用年数の長い塗料を選ぶほうが総額を抑えやすい場合があります。
また、塗り替えのたびに生活への負担も生じるため、回数を減らせる点は安心材料です。
見積もりでは単価だけでなく、次回の塗装時期まで含めて比較しましょう。

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マイホームに最適な塗料の選び方

マイホームに最適な塗料の選び方

ここまで、塗料の費用相場や費用対効果の考え方を解説しましたが、ご自身の家に適した選び方もおさえておきましょう。
最後に、今後の居住年数や外壁材との相性を踏まえた、最適な塗料の選び方について解説します。

今後の居住年数で選ぶ

塗料選びでは、今後その家に何年住む予定なのかを基準にすると、必要な耐用年数を考えやすくなります。
たとえば、10年後に住み替える予定があるなら、シリコン塗料で費用と耐久性の均衡を取りやすいでしょう。
近い将来に建て替えを考えている場合は、ウレタン塗料などを目的に合わせて選ぶ方法もあります。
一方で、生涯住み続ける家であれば、フッ素や無機塗料を選ぶことで、将来の塗り替え回数を減らせます。
初期費用は高くなりやすいものの、足場代を含めた維持費まで見ると納得しやすい選択です。
家族構成の変化も踏まえ、無理のない修繕計画を立てましょう。

外壁材や周辺環境との相性

外壁材との相性は、塗料の性能を十分に引き出すために欠かせない確認ポイントです。
モルタル外壁は、乾燥や揺れでひび割れが出やすいため、細かな動きに追従しやすい弾性塗料が合う場合があります。
ただし、サイディングボードに弾性塗料を使うと、熱で膨れが出ることもあるため注意が必要です。
また、海沿いの住宅では、潮風の塩分による塩害に配慮し、フッ素や無機塗料を選ぶと美観を保ちやすくなります。
日差しが強い面には、紫外線に強いラジカル制御型塗料も候補になります。
外壁材と周辺環境の両方を見て、必要な機能を選びましょう。

複数プランでの比較検討

施工を依頼する際は、1つのプランだけでなく、異なるグレードの見積もりを作成してもらうと比較しやすくなります。
シリコンとラジカル、フッ素と無機などを並べると、費用と耐用年数の違いが見えやすいでしょう。
また、塗料のメーカー名や商品名、塗布量、下地処理の内容まで確認することが大切です。
保証期間や点検の有無も、将来の安心につながるため、金額とあわせて目を通しておきましょう。
同じ工事範囲で比べれば、価格差の理由を担当者に質問しやすくなります。
予算とライフスタイルに合う案を選べば、納得して工事を依頼できるでしょう。

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まとめ

外壁塗装の塗料は、合成樹脂により特徴や耐久性が異なり、安価なアクリルから高耐久な無機塗料まで種類があります。
足場代などの固定費が毎回かかるため、塗料単価だけでなく30年間の生涯コストで費用対効果を比較することが重要です。
最適な塗料選びには、居住年数や外壁材との相性を踏まえ、複数グレードの見積もりを比較検討すると良いでしょう。

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